高さ120メートル!あまりに巨大過ぎる日本最大の立像「牛久大仏」参拝記

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奈良を代表として全国各地に存在する大仏や数多くの仏像の数々は、古来から日本では仏教の教えが広がっていた事、そしてこの国において仏教信仰が根強い事を物語がその信仰心のあまり突拍子もない珍大仏やそれに付随する所謂「パラダイス」的な珍物件が生まれる事もしばしばある。

そうした施設にはいずれも製作者の宗教観、平和安寧を願う純粋な念がこもっており、そこを訪れる人々の心を否応無く安らいでくれるものだが、場合によってはそれを通り越して笑いや驚きをも提供してくれるものだ。

そんな珍大仏の一つが、東京から50キロ北東に位置する茨城県牛久市の「牛久大仏」である。正式には浄土真宗東本願寺派本山東本願寺の霊園「牛久浄苑」、又の名を「牛久アケイディア」という。

その地に鎮座するは、台座を含めた全高が120メートルという建設当時世界最大の仏像としてギネスブックにも登録されたという超巨大大仏像。

牛久アケイディアは巨大大仏像を中心とした極楽浄土的公園である。入口付近にある案内図でその全貌を知る事ができる。四季の花が楽しめたり、盆踊りや万燈会があるなど年中行事も豊富。宗教テーマパークの様相を呈している。

東京から車を飛ばして訪れたが、高速の最寄りが常磐道から分岐する首都圏中央連絡自動車道(圏央道)阿見東インターとなる。あと意外にも成田空港にも近かったりする。

場合によっては飛行機の中からも見れるかも知れない。

全施設拝観入場料800円(冬季は700円)を払って中に入ると出迎えてくれるのが大仏様のご尊顔。牛久大仏はこの模型1000個分のボリュームがあると説明書きにある。どれだけでかいねんと。

見事ギネスブック登録された牛久大仏。平成5(1993)年に完成した当時は世界最大だったものの現在はミャンマーのモンユワに建てられた仏像(約129メートル)に追い抜かれ世界一の座は明け渡しているという。

大仏様の髪の毛「螺髪」の実物大模型は直径1メートル、重量200キロ。実物の大仏像にはこれが480個付いている。

アメリカ・ニューヨークにある自由の女神の3倍、奈良の大仏が手のひらに乗ってしまうと書かれている超巨大大仏だが、実際にその地を訪れてみないと牛久大仏の巨大さは実感できないだろう。お決まりの顔ハメ看板が親子で置かれている。大仏像を背に記念撮影ができるが遠近感が掴めません。

あとは大仏様の元へ一直線へ伸びる通路を進むだけ。まさに聖地巡礼気分が味わえる瞬間だ。

冬以外の季節には大仏様の膝元に大量の花が咲き乱れる。つくづく極楽浄土を思わせる空間である。

高さからすると我が大阪民国のシンボル・通天閣以上である。

これでも着工から完成まではわずか5年未満(正確には1765日間)で済んだそうだ。やはり土建大国日本の技術は大したものであると認めざるを得ない。

晴れた日には東京都内からも見えることがあるという。

なにも立派なのは大仏像だけではない。手前に置かれた香炉鉢もわざわざ日本一の大香炉と豪語している。

大仏様の真下を巡る生垣も綺麗に手入れがなされている。梵語をイメージして作られたものですとのこと。牛久アケイディアは宗教施設としてもかなりグレードが高いと思わせる。とにかく抜け目がない。

そしてメインイベントはこの大仏様の胎内に入る事だ。胎内に入るとさらに豪華絢爛な極楽浄土が待ち兼ねている。

東京から北東に50キロ、茨城県牛久市「牛久アケイディア」に鎮座する超巨大大仏像の姿を一目見ようと遠路はるばるやってきた。

高さ120メートルの大仏立像の内部はエレベーターで高さ85メートルの展望台まで昇ることができ、そこには仏教世界の粋を集めた絢爛豪華で極楽浄土な空間が広がっているのだ。

大仏様の胎内へ続くエントランス。ここで上履きに履き替えて先に進もう。

全部で5階建てになっている胎内のほんの一部。これが夢にまで見た極楽浄土なのか三途の川を渡った先の風景なのかわからぬがよくぞここまで作ったもんだとひたすら溜息を呑むばかり。素晴らしすぎる館内はここで私が紹介するよりも実際に訪問してその目で確かめるが良い。

エレベーターで最も高い場所に上がると展望台という事だったが、大仏様の景観に配慮しており見通しの悪いスリット状の「隙間」が所々空いているだけだ。眺めは期待しない方が良い。しかし僅かながらの隙間から見える風景はひたすら広々としている。

胎内巡りを一通り終わらせ園内をうろつくと今度は「りすとうさぎの小動物公園」などという施設を見つける。いよいよテンションが「パラダイス」臭くなってきたぞ。

無駄に整備されまくり感が漂うお子様向けの遊具群。

さらに謎めいた「たのしいステージ」まで。どうやらこの場所で猿回しのショーが行われているようだ。しかし残念ながら本日はお休みとのこと。もうこの時点で宗教施設とは全然関係なさすぎでワロタ。

こちらにも顔ハメ看板がありますよ。記念撮影には微妙な雰囲気ですが…

奥に入るとうさぎ広場が待ち構えている。慎重に柵の中に入るとそこはお楽しみ動物ふれあい空間。

しばしうさぎさんの生態観察でもしながら一緒に戯れるのもよし。

うさぎ広場よりも一回り広い、りすさんの広場。広大なエリアにリスが放し飼いにされている。

残念ながらりすさんは警戒心が強いのでふれあうどころではないのだが、小動物と戯れるのもよし、大仏の胎内で瞑想するもよしと、牛久アケイディアは色々楽しめるパラダイスだった。


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新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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