歓楽街温泉から中国人向け温泉にシフトした「洞爺湖温泉」の夜を歩く (全2ページ)

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北海道もまた温泉の宝庫で、道内各地に観光客で賑わう温泉地が点在している訳だが、洞爺湖温泉もその中の一つ。

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洞爺湖と言えば有名なのが「洞爺湖サミット」だったりするのだが、そんなのは別に我々取材班には興味もなく、むしろ活火山として有名な場所であるこの土地自体に興味があったのだ。着いたのは日が沈んだ後で真っ暗な中たどり着いた湖畔の公園には大量の提灯に明かりが灯されいてやたら眩しい。

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毎度の旅行で訪れる温泉地というものには無意味にときめく癖がある。温泉で芸者と遊んで云々という昭和のベタなお父様の為の温泉街文化を引きずるような場所がたまに残っているからだ。

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一方で不純な要素を排除して家族向けの健全な温泉地へと鞍替えするような場所も少なくない。残念ながら現在の洞爺湖温泉は後者に属する温泉地のようだ。メインストリートに面する土産物屋には辛うじて昭和の残り香が漂う。

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かつて洞爺湖温泉も泥臭い男の歓楽街温泉だった。その証拠に街には洞爺OSミリオン座といった劇場もあった。しかし2000年の有珠山噴火で打撃を受けて観光客が激減。劇場もしばらく踏ん張っていたようだが経営が立ち行かず5年くらい前に廃業してしまったらしい。

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元からある飲食店はどこに行ってもあまり繁盛している様子はない。今どき歓楽街的なものを求めるなら札幌周辺ならススキノで事足りるしわざわざここまで来ないだろうなあ。

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洞爺OSミリオン座があった場所を調べようとするが真っ暗で地理関係がよくわからないので断念した。場末感漂うスナックがあちこちにある。

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有珠山噴火で洞爺湖温泉のある洞爺湖町は土石流で街が粉砕されたりして甚大な被害を受けているのだが、それすらも名物にしてしまう逞しい商売根性。有珠山噴火ラーメンってなんだよ。

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そしていま洞爺湖温泉や登別温泉といった北海道の温泉地を活気づけているのが、隣の韓国や中国からやってくる観光客だ。温泉街にある飲食店の多くも中国語韓国語併記で客に媚を売っている。マジで北海道の主要観光地はどこを見ても外国人だらけである。

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ソッチ系の劇場も潰れたというし、あんまり期待できないかな…と思いつつ夜の街へ繰り出す。洞爺山水ホテル和風の脇道に入ると、申し訳程度にスナックなどの飲食店が路地の片隅にちらほら見られる。

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スナックばかりが入居するテナントビルも、時折カラオケの歌声が響いてくるだけで別段変わった雰囲気もない。戸倉上山田温泉あたりの関東近県の温泉地みたいなフィリピーナ・コリア・チャイナな感じもしない。

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そもそも浴衣姿のオッサンどもが街に繰り出すというような風景も特に見られない。これ以上進んでも何もなさそうなので別の場所に移動する。

ちなみに宿泊したホテルはフロント応対の従業員が中国人だった。ちょっとビックリなのだが、人件費カットの一環なのか中国人観光客を念頭に置いているのか、ホテル自体が中国人経営者に変わってしまっているのか、事情はよく分からない。近年は中国人富裕層に北海道を中心にリゾート地などの土地が買い占められていたり、温泉ホテルが中国人に買収されて中国人団体観光客向けになっていたりする。

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新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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