遊郭

愛知県

名古屋・中村遊郭跡 – 旧遊郭地の周囲に残る昭和の盛り場を歩く。廃墟の横丁、市内最古の映画館…

名古屋市中村区にある「中村遊郭跡」は以前訪問してここにレポートを書いたのだが、数多く残る現役時代の妓楼のクオリティの高さに名古屋の本気を見せつけられ色々と感心させられた次第である。しかし今回は旧遊郭地における妓楼の建物以外の部分に焦点を当て...
岡山県

カブトガニの街・笠岡市「伏越遊郭跡」に来たらゴミ屋敷と化した妓楼を見つけた

岡山県笠岡市にやってきた。この笠岡という街は岡山県にあるものの広島県福山市に隣接していて都市圏で言うとほぼ福山だったりするのだが、福山ばかりが気になってしまい笠岡の方はうっかり通り過ぎてしまっていた。
那覇市

【沖縄にもある遊郭】琉球王朝時代から続く沖縄県唯一の遊郭!那覇市「辻」を歩く

那覇には「辻」という場所がある。日本語の四つ角の意味の辻ではなく、琉球の言葉で「高い所」「頂」を意味するチージという言葉に基づく地名だ。チージは琉球王朝時代から戦時中まで420年近く続いてきた伝統的な遊郭だった。そこは内地の遊郭とは違い、色...
大分県

サンドイッチ型城下町「杵築」の遊郭跡を訪ねる

大分県杵築市にやってきました。ここは「日本唯一のサンドイッチ型城下町」とか言われる所で、市街地の両側の高台にそれぞれ武家屋敷が立ち並んでいてその間に商人町があったという事でそういう呼び方をされている。個人的には臼杵とよく間違えそうになるんで...
長崎県

佐世保市勝富町・軍港の遊里「勝富遊郭」跡を歩く (2)

軍港佐世保を代表する遊里、勝富遊郭跡を歩く我々取材班。引き続きレポートをどうぞ。 勝富遊郭跡の北東側。この辺は廓の内と外を隔てるように段差があり、どこかしら大阪飛田新地の嘆きの壁を彷彿とさせる造りだ。中は殆ど住宅地になっていて向こう側にラブ...
長崎県

佐世保市勝富町・軍港の遊里「勝富遊郭」跡を歩く (1)

軍港佐世保の慰安施設として明治26(1893)年に開かれた勝富遊郭(小佐世保遊郭とも)は佐世保の中心地四ヶ町商店街から山側へ入っていった住宅地の一画にある。軍港ともあって横須賀同様市内数ヶ所に遊郭があったが最も風情を留めているのが勝富町、と...
長崎県

軍港佐世保の遊郭跡“勝富町”にある昭和の末期的旅館「ホテル松竹」に泊まる

長崎県佐世保市にやってきた我々取材班。横須賀や呉と並ぶ軍港の町として明治時代から海軍の鎮守府が置かれて以降開かれた街である。今となって佐世保と聞いても「ジャパネットたかた」と「NEVADAちゃん」しか思い浮かべないんですが…
広島県

広島県東部屈指の盛り場、福山市住吉・松浜・入船町「旧新町遊郭」を歩く

広島県東部の福山市は昔の遊郭を起源にする県内屈指の盛り場があると聞いた。福山市の住吉町、松浜町、入船町あたりがそうであると聞いて、ひとまず福山駅前のアーケード商店街を抜けた所まで来た。
香川県

【萬民快樂】うどん県なのに泡の国!高松港近くの怪しい半島、高松市城東町「旧八重垣遊郭」を歩く(2013年)

当記事は2013年1月から「新日本DEEP案内」に掲載されていた「香川県高松市城東町・旧八重垣遊郭」のレポート記事を加筆修正の上、諸般の事情により有料化したものです。本文は執筆時点での古い情報となっており、加えて掲載している写真については2...
岐阜県

美濃焼生産地・多治見市広小路「西ヶ原遊郭」の痕跡を求めて 

岐阜県と一言で言えども岐阜市周辺と西濃・中濃・東濃・飛騨と随分地域が広大で生活圏も文化圏も全然違う訳だが、とりわけ東濃と呼ばれる地域は名古屋から中央線で行く時点で岐阜市とは生活圏も別で、奈良時代の昔から美濃焼の生産地として今も窯業が盛んでも...
北海道

別海町・野付半島先端部の幻の町「キラク」伝説

北方領土・国後島を眼前に控える北海道の東の果ての根室海峡を地図上で見るとオホーツク海に向けてビヨ~ンと伸びた不思議な地形が見える。総延長28キロもある日本最大級の砂嘴で、半島の根元は標津町だが、先端の4分の3は別海町の飛び地である。
高知県

陽暉楼があった土佐随一の遊郭が今では…高知市「玉水新地」を歩く

高知市の中心市街地があるはりまや橋から土佐電鉄の路面電車に乗って2キロ程西に行った場所にかつて遊郭として栄えた「玉水新地」の名残りを残す一画がある。現在の地名では高知市玉水町。最寄りの電停は「上町五丁目」か「旭町一丁目」でどうぞ。
愛知県

名古屋の遊郭跡は中村だけやあらせん、尾頭橋「八幡園」もあるでよ 

名古屋の遊郭跡と言えば中村遊郭(名楽園)がまず筆頭に挙がるが、特に名古屋周辺の色街には「○○園」とついた場所が数多く存在しており、戦後は赤線地帯になりながらも売防法施行以後は消えていった訳なのだが、名古屋駅から東海道線でひと駅目の尾頭橋駅近...
三重県

【○○島】無残な廃墟の島と化していた、三重県志摩市「渡鹿野島」の現状(2012年)

2008年に初めて渡鹿野島に訪問してから4年、遊郭の島として江戸時代からの歴史を歩んできたこの島の「伝統産業」もすっかり影を潜め、島の盛り場の夜も寂しい限りの姿を見せていた。
三重県

売春島から観光の島へ…三重県志摩市「渡鹿野島」上陸記(2012年)

三重県志摩市にある渡鹿野島は江戸時代から大坂と江戸を行き来する菱垣廻船の風待ち港として栄え、はしりがね(把針兼)と呼ばれた遊女が船乗り達の相手をしていた。その歴史が戦後にまで受け継がれ、売防法施行後も長らく「売春島」の異名で全国のスケベ男ど...
岐阜県

岐阜市・西柳ヶ瀬アーケード街に残る昭和な飲み屋横丁「柳ヶ瀬センター&丸川センター」

岐阜市中心部の寂れた繁華街「柳ヶ瀬」の中でも未だに現役で怪しいネオンサインが輝く街、西柳ヶ瀬のアーケード商店街の一画に戦後のドサクサ的佇まいを残した呑んだくれ横丁がある。
岐阜県

【岐阜市】くたびれたアーケード街、ブルース感漂う昭和の盛り場「西柳ヶ瀬」を歩く

名古屋の植民地、岐阜市と言えば駅前一等地にボロくたびれた特殊なお風呂屋さんばかりが立ち並んでいて、全国一恥ずかしい県庁所在地だと笑う他ない「金津園」がもっぱら有名だが、岐阜の中心繁華街は駅から北に1キロ程離れた「柳ヶ瀬」である。この柳ヶ瀬と...
栃木県

蔵の街栃木市・巴波川沿いに残る廃墟群「富士見町遊郭跡」

栃木県栃木市は県庁所在地の座を宇都宮に奪われながらも今なお県名を冠する街で東武日光線経由で浅草から片道1時間半もあれば来る事が出来る距離にある。近年「蔵の街」としての観光アピールが地味に行われていて小江戸川越に続けとばかりのテンションである...
大分県

別府温泉発祥の地「浜脇」の遊郭跡を訪ねる

世界的にその名を轟かせる「湯の町別府」。別府市内各所に温泉街が形成されていて「別府八湯」とも呼ばれ1日や2日ではとても回り切れない規模なのだが、その中でも「別府温泉発祥の地」とされる浜脇地区は明治時代から続く温泉地で、遊郭もあった程の大歓楽...
大分県

昭和な街並み、遊郭の名残り…日本が誇る大温泉都市「別府」は永久に不滅です

日本各地にある温泉街も「レジャーの多様化」とかいう理由で年々寂れる傾向にある訳で、熱海とか伊香保などの有名所を回ってきて廃墟ホテルだらけの光景を見た我々取材班としては九州の大分県にある日本一の温泉湧出量を誇る「別府温泉」にはいつか訪れたいと...