米軍佐世保基地外にある謎の不法投棄電波物件

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佐世保市街地から車を走らせ景勝地九十九島が眺望できる展海峰へ向かうと道の途中で何やら尋常ではない電波物件を発見してしまった。

場所は佐世保市赤崎町の一画。集落から離れた県道沿いにガラクタが大量に不法投棄されたような奇妙な場所がある。雰囲気が只者ではないので発作的に見に来てしまった訳ですが…

まるでどこぞの原住民の人家のような趣きさえ感じられるが、電力メーターがあるという事はまさか「人が住んでいる家」という事なのだろうか。黄色に塗られたボックスはもしかすると家人の郵便ポストか…

デッキのようになったスペースがあり廃材やトタン板などが組み立てられている。ここからでは見えないがこの下が居住空間になっているかも知れない。佐世保という土地柄、眼下に見えるタンクやその向こうの倉庫などは米軍佐世保基地赤崎給油所のものである。つまりここは正真正銘の「基地外」という事になる。

よく見ると廃材の鉄骨のようなものに鬼や般若の面が据え付けられていたりして気味の悪さが只事ではない。数ある修羅場を見てきた我々取材班でもこの場所の危険な匂いにたじろぎそうになる。基地外警報発令中。見るものを威嚇するかのようなこの禍々しい土地の正体は一体何なのだろう。

視点を変えて横から見てみると県道から外れた斜面の下にコンテナやトレーラーハウスの残骸のようなものを繋ぎ合わせて居住空間らしいものが作られている。もしここが人家だとするなら凄まじいDIY物件である。でも普通に夏は熱射病で死ねるだろこれ…

何を意図してこんな物件が出来たのか謎だらけなのであるが、目の前が米軍施設というのが引っかかる。極左とかが絡んでいたりして…などと考えてしまいますよねえ。

だがそれ以上に意味が分からないのがこれらの不法投棄された浴槽やコンテナ等。どう見ても使い道がないゴミでしかないがまるで何者から身を守るかのようにバリケード代わりに置かれている感じがする。

そして意味の分からない電波な文章がコンテナ一面に書き殴られているという始末。どうにか解読してみるが「万引から神かバカにされたのに全部めしを食べさせませんよって神か全部アバレルゾ」と支離滅裂。隣には佐世保市環境局と警察署の連名で不法投棄への警告の張り紙がベッタリ貼られている。

似たような電波文は不法投棄されたガラクタの随所に書き綴られているが支離滅裂過ぎて意味が分からない。ただ「万引」「アバレルゾ」のキーワードが何度も使われているのが特徴。

どこから持ってきたのか分からない鉄製のタンクにも警告張り紙が貼られていて不法投棄されたものである事を示している。隣のコンテナには厳重に鍵が掛かっていて家人の私物でもしまってあるのか。

不法投棄タンクにも謎の電波文がびっしり…文字も汚いし文章力も弱いので全然読めません。これと比べると今は亡き羽田大鳥居の電波住宅は偉大な存在だったな…

別のコンテナに大きく書かれた抗議の文章。「やまいをかてほりに来いで下さい下は米軍きちのでもんだい…」辛うじて意味が分かるのはこの下が米軍基地である事くらいか。

一体これらの厳重に施錠されたコンテナの数々には何を潜ませているのか、行政側もこれが不法投棄物件だと把握していても積極的に撤去に踏み切らないのはこれらのコンテナが家財かゴミか判断しかねる状況があるからだろうか。

しかし終始威嚇的なムードが漂う物件である。いつ何時「家人」が現れて何をされるか分からないといった恐怖を感じる。この心境を表すならば魔境アマゾン奥地に潜む原始民族の集落に潜入する川口浩探検隊のような気分だ。

挙句の果てには車や冷蔵庫、二槽式洗濯機の残骸まで…「この前車を止めるなよ」止めませんってそんなおっかない土地に…不要なトラブルになる前にとっとと退散致しました。皆様佐世保にお越しの際はこの不法投棄電波物件の存在を遠目に生暖かく見守りましょう。

米軍基地の現場から―普天間 嘉手納 厚木 横須賀 佐世保...
沖縄タイムス社神奈川新聞社長崎新聞社=合同企画「安保改定50年」取材班
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新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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