札幌狸小路の西の外れの場末飲食街「西創成」を歩く (全2ページ)

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札幌を代表する繁華街、狸小路商店街のアーケードをひたすら西へ突っ切るとその先の一帯が通称「西創成」と呼ばれているエリア。南7条西8丁目にある東本願寺を中心に南北に広がる一帯を西創成と言い、狸小路の西側は西創成地区の北側にあたる。

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人混みだらけの商店街からそう遠くもないのに、アーケード街から外れてしまうと途端に人通りがなくなる札幌の街の極端さ。南2条西7丁目から西側一帯は古い店舗の建物が数多く残っており結構なレトロ感を漂わせる。

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アーケードのない狸小路8丁目にはこのような北海道独特の古いトタン屋根を持った店舗兼家屋が残っている。雪の多い北海道には瓦屋根の家は殆どない。雪下ろししやすいようにつるっとしたトタン屋根が主流。

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店舗の横っ面を見ると木造家屋の板葺きの壁がまるごと剥き出しになっている。オンボロ具合がたまりませんなぁ。壁にはハシゴ、屋根には丸太が据え付けられている。雪下ろしの際に登るのか、雪の重さに耐える為の補強なのか、雪国の常識はわからん事だらけですみませんねえ。

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さらに1ブロック西側に入って西9丁目へ。このへんまで来るとさすがに狸小路じゃない気がするけど「狸小路9丁目・10丁目」などと呼んだ方が通りが良かったりする。ここも昔は栄えてましたと言わんばかりの店舗跡がずらりと残っている。さすが札幌、ジンギスカン屋とラーメン屋が多い。

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これまた年季の入ったボロ建築。玄関口らしき部分がまるごとトタンで覆い被せてあるのが不気味だが廃墟なんでしょうな。政党ポスターがここぞとばかりに貼りつけられてます。公明に幸福…どっちも宗教政党だ(笑)

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狸小路のアーケードがある方向に振り返る。北海道の計画都市ならではの完全なる碁盤の目状の街路は無駄に広く、ただでさえ寂れきった街並みをさらに寒々しく感じさせる。南2条西9丁目とかいう住所表記の独特さも札幌では常識だろうが、内地の人間からすると少しとっつきにくい。

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どれだけ寂れて微妙になってもラーメン屋だけはコンスタントにあるのが札幌の特徴。ラーメン横丁とかじゃなくて場末の土着的な店で食ったら一杯500円くらいが適正価格。くすんだ街角に黄色の建物が眩しい「札幌軒」。

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ラーメン札幌軒脇の路地に入るとこれまた古いアパートが見られる。玄関部分のタイル貼りのアールが施されているあたり、赤線地帯のそれを想像させられる。もしかして昔はそういう場所だったのか?

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その近くにはいかにもな佇まいのラブホテルも一軒あった。宿泊3600円から、というのは札幌の街中なのに随分なお値打ち価格。

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10丁目付近までやってくると札幌プリンスホテルの円柱タワーが間近に見えてくる。札幌駅前通から狸小路に沿ってここまで来ると駅一つ分の距離を歩いた事になる。最寄りは地下鉄東西線西11丁目駅。

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この少し先の所に戦後のドサクサ的なオンボロ飲み屋街が残っていてなかなか見応えがある。長くなるので後に続きますよ。

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新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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