九州マイナー県「佐賀県佐賀市」の中心市街地を歩く (1)

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九州七県ある中でそれぞれ個性が強い県ばかりな気がするが「佐賀県」だけはどうしてもイメージが湧かない。せいぜい吉野ヶ里遺跡かバルーンフェスタ、はなわの歌か江頭2:50しか出てこない存在感の薄い県である。しかし街のイメージを空白のままにしておくのは宜しくない。

そんな訳で佐賀県の県庁所在地、佐賀市にやってきた我々取材班。街の玄関口であるJR佐賀駅へは博多から特急電車で40分ちょい、ネオむぎ茶バスジャック事件で知られる西鉄の高速バスもあって博多にはすぐ出られる程近い。



佐賀駅の前に立っていて「ネオむぎ茶」しか頭に出てこない訳だが駅前ロータリーは映画「悪人」のロケ地になっていて、こんなもっともらしい看板が。妻夫木聡のしがない田舎の青年の演技も素晴らしい映画だった。福岡、佐賀、長崎の三県各地で映画ロケ地アピールをしまくっている。

写真の構図と同じポーズで記念撮影してくれと言わんばかりに妻夫木聡と深津絵里が居たポジションに赤い足跡がついている。出会い系で知り合った二人が初めて対面するシーンですね。ちなみにネオむぎ茶もバスジャック事件で人を殺めてしまった悪人だったが事件から10年以上が過ぎ、今では成人し娑婆に出て生活している。悪人は悪人のままなのか、それとも…まあどうでもいいや。

JR佐賀駅から白山名店街などがある中心市街地までは1キロ程度距離がある。駅前にはレンタサイクルもあり街中を自転車で走り回る事も出来るが「けったくりで佐賀」って(笑)自転車の事をケッタと呼ぶのは名古屋だが、佐賀でも「けったくり」と言うんですね。

ひとまず、恐らく佐賀県を代表するアーケード商店街だと思われる「白山名店街」まで歩いてきた。あまりの人通りの少なさに泣ける。単なる地方都市の寂れた商店街と成り果てたような佇まいで空き地も目立っている。これは厳しいっすね…

白山名店街には「バルーン通り 白山いきいき名店街」なる間の抜けた愛称がついている。佐賀と言えばバルーン。地味な名物ですが九州では佐賀のバルーンフェスタ(アジア最大級の熱気球競技大会)は超有名です。

そのうち商店街の片側がガラーンともぬけの殻になった広大な空き地が出現するがここが旧ダイエー佐賀店跡地。ダイエー撤退後も「ヒートアイランド」とかいう商業施設になっていたけどそれも駄目になって取り壊されたらしい。ヒートアイランド現象じゃなくてストロー現象だわな。九州も福岡市一極集中現象が顕著である。

そんな空き地の反対側から伸びる路地裏横丁的な一画。バーなど飲食店がちらほら見られるが美容室などもある。

路地裏の片隅には恵比須様を祀った小さな神社がある。街中の至る所に恵比須像を鎮座しているのは佐賀の街の大きな特徴。商店街の縁起物として大事に祀られていて、佐賀市内には800体以上の恵比須像が確認されているらしい。

路地を抜けると水路に架かる橋を渡った向こうに廃業した銭湯の建物が見える。ともかく街の空洞化が目立っていてやるせない気分にさせてくれる街だ。

そんな佐賀と言えば「シシリアンライス」とかいう聞いた事もないご当地グルメがあるらしく寂れた白山名店街にも幟を掲げている喫茶店が何軒かある。イタリアのシチリア島をイメージしたネーミングらしいが、現地人は知らんだろうな。

腹が減っていたのでシシリアンライスの幟に思わず反応してしまい喫茶店「ドンキホーテ」に入店する。雑居ビルの奥に店の玄関があり中に入ると何だか懐かしげな昭和の佇まい、純喫茶な感じですね。旧市街地だからか客の年齢層も妙に高い。

そして来ましたシシリアンライス。一言で言うならば焼肉サラダごはんというべき食い物だろうか。これにサルサソースでも掛けたらタコライスにもなりそうな気配だが、佐賀の一般家庭ではポピュラーな家庭料理で、喫茶店によっても盛り付け方が具材が微妙に違っていたりする。

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新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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