絶滅寸前レトロゲームと自販機が残る昭和の遺跡・邑楽町「コインスナック ジョイフル24」 (全2ページ)

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ある群馬県出身者の方に聞くと「どこにでもあるもので別に珍しくも何ともなかったのだが、よそから見るとそうでもないんだね」と言わしめた程、とりわけ群馬県だけに多いものがレトロなフード系自販機やゲームセンターを併設するロードサイド型「オートレストラン」の存在だ。現在も群馬県内各所にあり、特に「オレンジハット」のような系列店なんかもあったりする。

邑楽郡 邑楽町

で、我々がやってきたのは群馬県南東部に位置する邑楽郡邑楽町。地元民でないと読めないらしいが「おうらぐんおうらまち」ですね。群馬のブラジル大泉町と、日本一熱い街として埼玉の熊谷とガチ勝負している館林市の間にある町、国道122号線沿いにあるドライブインの前までやってきました。

邑楽郡 邑楽町

邑楽町中野にある「コインスナック ジョイフル24」が退廃的過ぎてヤバそうだったので、ちょっくら様子を見にやって来たのだ。目の前を走る国道122号は栃木県の日光を起点に足尾、桐生などを通り、当地を経由して埼玉県羽生、蓮田、川口などを通って東京都心まで連なる。それなりに交通量がある道路な訳だが、そこにまた年代物のオートレストランがある。

邑楽郡 邑楽町

ジョイフル24という明るいネーミングとは裏腹に、中に入ると救いようもない程のがらんどう状態で、呆然としてしまう事請け合いである。もうやる気が感じられないというか厭世観すら漂わせる店構えに泣くしかない。

邑楽郡 邑楽町

まだ全面ガラス張りになっていて屋内に陽の光がよく当たるのがせめてもの救いか。雰囲気的に不良の溜まり場になるまでもなくお客すら居ない状態。窓際のレトロ麻雀ゲーム機も電源が入っておらず、死んでいる。

邑楽郡 邑楽町

奥の壁際にいくつかフード系自販機が並べられているが、残念ながらこのうち稼働していたのはカップヌードルの自販機だけであった。三台とも、安中のピーパック安中飯島屋で見かけたものと同じ機種だ。

邑楽郡 邑楽町

朝っぱらでろくに飯も喰ってなかったのでせっかくここでうどんを啜って行こうと思っていたが、機械自体動いていないので買えそうにもない。「此の販売機のうどんそばは館林松本食品の製品だからおいしいのです 店主」とわざわざ断り書きまで入れてあるのに食べられないとは、美味しくない展開です。

邑楽郡 邑楽町

もはや投げやり状態な終末的ドライブイン、他に客もいないので、店の中央にデーンと置かれた畳三畳分の座敷スペースも使い放題である。出来ればここで胡座をかいてうどん啜りたかったですね。ピーパック安中飯島屋のうどん自販機も稼働してなかったのだが、どうもうどんの供給元に問題が生じたらしいのだ。

邑楽郡 邑楽町

店の隅っこには既に無用の長物と化した古いポッカコーヒーの自販機も斜めに置かれていて、放置プレイかまされてました。お気の毒です。

邑楽郡 邑楽町

ポッカの自販機、よく見ると英語で「POEM Pokka Excellent Machine」と書かれていた。何がポエムなのかよく分かりませんが今どきの痛そうで歯が浮きそうなポエムはどこにも見当たりませんでした。「お菓子の缶入りポッカスナック」って今は無いですよね。っていうか今はニッカポッカの作業員が御用達のスナックくらいしか無さそうですよね。

邑楽郡 邑楽町

そして地味に注目したのがゴミ箱。「ピーパック邑楽」とマジックペンで書かれているのだ。安中のピーパック安中飯島屋もそうだが、かつて群馬のオートレストランにあった「ピーパック」系列店舗の残党だったのではないかと推測する。現在、店の名前は「ジョイフル24」なんですが。

邑楽郡 邑楽町

一応こちら「ジョイフル24」もトイレは併設されているので催した時は用を足せるっちゃ足せるのだが、こちらがトイレになっております。もうやっつけ仕事で作ったとしか思えない、ブロック塀で囲って屋根をつけただけの団地のチャリンコ置き場並みの簡易建築物。

邑楽郡 邑楽町

トイレットティシューの自動販売機も雨ざらしで置かれたままになっており見た目にもう完全に稼働しておらず粗大ゴミと化しているのであった。こんなに荒れ果てたドライブインで用を足すくらいなら、みんなコンビニに行っちゃいますよねこれ。実際ちょっと離れた所にセブンイレブンもあるしね。

邑楽郡 邑楽町

で、気になる大の方はどうかというと、期待通りにボットン便所で凄まじい匂いを発していた。全日本汚いトイレ選手権でかなり上位に来そうな有力選手である。溜まった屎尿はご近所の農家が使う肥料にでも化けるのか、単純にバキュームカーで持っていかれるだけなのか詳しくは知りませんがね。

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新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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