沖縄市・嘉手納弾薬庫地区にある謎の無法地帯フリーマーケット「ベトナム通り」 (全5ページ)

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これから向かう場所は沖縄の数あるDEEPスポットの中でもとりわけ「意味不明でヤバイ」「日本じゃなくてベトナムあたりの未開の集落だ」と評判の高い謎めいた地域だ。そこへ向かう為、米軍基地の街コザの中心地から北の郊外に車をどんどん走らせていく。

沖縄県 沖縄市

沖縄市北部に知花という地区がある。で、やはりこの地区にも米軍基地「キャンプシールズ」というのがあるのだが、毎週土・日曜日の午前中にだけ基地の一部を開放してフリーマーケットが行われている。で、そことは別の場所にもう一つフリーマーケットがあって、そっちの方が本丸らしい。

我々部外者にとっては情報も少なく、ネットで調べても古い記事しか見当たらず実在するのかどうか不確かなまま現地の様子を確かめにやってきたのだ。

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コザの街は郊外に出るとどこにでも米軍基地がある。日本とアメリカを分ける無機質な鉄のフェンスを境目に「外国」が人々の生活の目の前にある。こんな奇妙な場所、せいぜい本土では福生か座間か横須賀あたりしか思い浮かばないが、沖縄ではあまりにありふれていて、そのうち何とも思わなくなってしまう。

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そうして辿り着いたのが米軍基地「キャンプシールズ」内の駐車場である。なんとフリーマーケット開催時は誰でも基地の敷地内に入れてしまうのだ。そこに広がるはリアルなアメリカ的風景。ゴルフ場が併設されている他、米海軍と空軍の兵舎、住宅、物資集積所等の役目を果たしている基地である。

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で、フェンスの内側の「アメリカ」の一角は地元民達のフリーマーケットとして絶賛営業中だ。不思議なものでこういう光景もひっくるめてアメリカっぽく思えてくる。

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売られているものは殆どが要らなくなった個人の所有物ばかりだが、経済事情の厳しい沖縄では節約意識が高く、このようなフリーマーケットは非常に流行っている。無駄にモノを買い過ぎずに使い回すのはエコロジーの基本だが、モノが売れなくなるのは困るから表立ってメディアは言わないよね。

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…でまあ、ここまでだと普通にフリーマーケットやってるだけですね、で終わってしまうのだが、キャンプシールズのフリーマーケットはそれだけではない。扉が開け放たれた基地のフェンス外にも好き勝手に店を出している人々の姿があるのだ。

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鉄のフェンスにこれでもかと吊り下げられた無数の売り物であるはずの衣類。なかなか壮観な光景である。時折風に煽られて一斉にたなびいていた。

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それだけではなくフェンスの外側では食品も多数売られている。なぜか韓国食品ばかりの店。韓国人が経営しているらしいが北海道から沖縄までまんべんなく居るよな。

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そして地元のオヤジ軍団や家族連れが集まるのは惣菜屋さんの屋台。横に備え付けられたテーブルの上には七味唐辛子やコーレーグースが載せられていて、椅子に座ったオッサン達が食欲の赴くままこれ見よがしに沖縄そばを啜っている。

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全くもって戦後の闇市か何かと勘違いしそうになる風景。フリマでの買い物帰りに小腹を満たせる。お茶やコーヒーや水もセルフサービスで飲めるらしい。なんとも親切だ。

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その隣は「天ぷら屋」だろうか。軽トラに資材を詰めて手際よく路上にキッチンをこしらえる地元民のオッサン達。むしろ中国の路上屋台のようなテンションだ。

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そんな謎の屋台村の周囲を見渡すと、草むらの中にはいくつも謎の文章が書かれた看板が置かれていて興味をそそられる。意味が分からないが何やら体の健康に関わる文言が刻まれているのだ。

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「危急存亡 微生物、唾液(神)は人体に最も重要だ噛め噛め運動」…いよいよ電波っぽくなってまいりました。そして看板には「病人と自殺者をなくす会」というよく分からない名前の団体名が。

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これを書いた主は相当の健康マニアらしい。そう言えば思い出したがコザの銀天街そばにも同一人物が書いたと思しき看板があった。コザでは有名人なんでしょうか。

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健康に関わる事だけじゃなくて家族に関わるお節介な文章もある。それはいいがウチナーグチなのか知らんが何書いてあるか文章が読めません。

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暇なお年寄りのライフワークと思えるのだが、看板の数が物凄く多いので気になってしょうがない。

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我々取材班が目指していたのはこのキャンプシールズ内のフリーマーケットではない。まだまだこの奥の道を進んでいくと、もう一ヶ所「ベトナム通り」と呼ばれるフリーマーケットが存在していて、そこに目を疑うような光景が続いている。それを見ずに沖縄から帰る訳にはいかない。

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新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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