南城市・斎場御嶽近くのパワースポット「幸せの架け橋」

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沖縄本島南部を車で回るとどうしても沖縄戦の戦跡巡りをするしか無くなる訳だが、そればかりではいささか心が重くなってしまう。限られた日程の中では折り合いを付ける必要もあるので、適度に切り上げた上でどこに行こうかという事になった時に「御嶽」に行こうという話になった。
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御嶽(うたき)とは琉球独特の土着信仰の施設を指す。森など概ね自然環境に恵まれた場所を聖域として拝み場があり、場所によっては日本の神社と融合していたりしてバラエティに富んでいたりする訳だが、その多くは時代に取り残されて放置されたり破壊されるなどしている。


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沖縄独特の信仰文化の貴重さが認められ、首里城などと共に世界遺産として登録された南城市の「斎場御嶽」に行った。ここは味気ない言い方をすれば御嶽が観光資源として生き残った場所だ。
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斎場御嶽は16世紀の琉球王国尚真王時代の御嶽で、斎場(せーふぁ)は最高位を意味するだけあって、琉球王国で最も格式の高い御嶽となる。しかし今では近年の無節操な「パワースポット(笑)ブーム」云々で観光客が押し寄せ、おしゃれ着にハイヒールなスイーツ女子が有り難そうにやってくる姿が見られる。
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有名な三庫理(さんぐぅい)にはニライカナイ信仰の聖地である久高島を遥拝する、チョウノハナと呼ばれる拝所が置かれている。本来御嶽は全て男子禁制で、この斎場御嶽も世界遺産指定されるまでは男は女装しなければ入れなかったらしい。
…で、これだけで帰っちゃうとDEEP案内取材班として何のオチもない訳だが、実は斎場御嶽の近くにもう一つ知られざる「パワースポット」があるのだ。
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それは斎場御嶽の手前にある道の駅「がんじゅう駅・南城」の中に存在している。もう早速嫌な予感がしてきましたね(笑)案の定観光客らしい人間の姿は全くない。
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道の駅の玄関口にはこんなワイルドでハンドメイドっぷり全開なシーサーが出迎えてくれる。のっけからハートウォーミング(笑)な道の駅だがパワースポットはこの奥にある。
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道の駅の建物の裏側は高台の崖上になっており手前には広場がある。そこに斎場御嶽を超えるもう一つの「パワースポット」があるのだ。
その名も「幸せの架け橋」(笑)
しっかりパワースポットって書いてるけど自称するもんじゃないだろ。
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…で、その幸せの架け橋とやらはどこにあるのか探し回りました。さほど広くないからすぐ見つかると思いきや、どこの事を言っているのか分からない。
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だが、この小さなデッキのような足場が「幸せの架け橋」だという事に気がついて腰が抜けそうになった。何のギャグなんだよこれ。パワースポットというかお脱力スポットだろ。
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早速「幸せの架け橋」の上に登って景色を眺める事にしよう。生憎の天気で沖縄のエメラルドグリーンな海はあまり映えません。
がんじゅう駅・南城」のホームページにはこう書かれている。
『橋の上で両手を広げると、世界遺産「斎場御嶽」と神の島「久高島」の中心になれるパワースポット。 』
そう言われると、ちょっとだけパワーを貰った気がしたよ!(棒読み)
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ちなみに「幸せの架け橋」の上から海とは逆方向の景色を見ると…地元のおじいおばあがゲートボールの試合に励んでいました。
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おじいのナイスショットを「幸せの架け橋」の上から拝む事が出来る訳だ。まあなんともおめでたい。せめて長寿県のご利益に与りたいものですな。ニライカナイの島を眺めながら呑気にゲートボールなんて素敵な老後である。これなら100歳まで生きられそうだ。

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新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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