沖縄離島への玄関口!那覇泊港ターミナルビル「とまりん」と離島行き航路

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沖縄県は沖縄本島だけではない。島の大小や有人、無人ひっくるめると160もの数の離島があり、それもまた沖縄の一部である。石垣島、宮古島といった遠方の離島は飛行機で向かう事になるのだが、それ以外の久米島や渡嘉敷島、粟国島といった比較的近場の離島は、泊埠頭ターミナル「とまりん」から行く事になる。

やたら話好きなおばちゃんのタクシーに乗ってとまりん前で降りる。当初はとまりん内のレンタカー屋から車を借りて本島一周し、その後車を返却して久米島に渡る手筈になっていた。

タクシー運転手のおばちゃんにはやたら「美ら海水族館がおすすめさー」などと強引に勧められたりしたがそんなベタな場所に行く訳もない。あの水族館が沖縄県民の誇りなのはよく分かるんですが。

で、とまりん前に来るとやたら真新しいビルが林立しているので結構都会っぽいと思いきやそれが「巨大なパチンコ屋」だったりするので笑えない。沖縄もまた本土と同じくパチンコ天国なのである。

ちなみに沖縄には「公営ギャンブル」が場外投票券発売場も含めて全く存在しない。戦後の米軍統治時代が長く、本土のように戦後復興の目的で始められた公営競技場が存在しないのだ。こうした公営ギャンブルのない県は全国探しても沖縄と長野だけらしい。その隙間を埋めるように沖縄ではパチンコ屋がギャンブルの帝王になっている。

それはさておき、なんだか間抜けなネーミングの「とまりん」である。正式には泊ふ頭ターミナルビル。那覇港の一角を成し、沖縄本島と離島の各地を結ぶ交通の要衝。そして離島への旅行者が行き交う場所でもある。

ターミナルビルに向き合って泊埠頭のフェリー乗り場がある。久米島と経由地の渡名喜島とを結ぶ久米商船、さらに渡嘉敷島、座間味島、粟国島とを結ぶ各村営フェリー、そして絶海の孤島、南大東島と北大東島を結ぶ大東海運がそれぞれこの泊埠頭から船を出している。

乗船券はとまりん内のカウンターで買う。目指すは久米島行き。基本的に8時半発と14時発の1日2本の船便が本島と久米島を往復しており、午前の1便だけが渡名喜島を経由する。午後の2便は月曜休航。往復で大人一人5700円。

乗船券を買うととまりんのビルから久米島行きのフェリー乗り場まで歩いて行く事になる。ひっきりなしに船の荷物を出し入れするトラックやリフトの車両が行き来してかなり忙しい風景だ。さすがに久米島からの船で降ろされる荷物には「久米島の久米仙」のコンテナが多い。

これが那覇と久米島を行き来する船「ニューくめしま」。天候不良が心配だったが欠航する事もなく無事に島に渡れそうな気配。久米島に行って何をしてきたかというのは、まあまた後で詳しく話したい。

フェリー乗り場のチケットを持って乗船口に立ってるもぎりのオッサンに渡してしまえば、後は船の上。あの市橋君も身元を隠して大阪のフェリーターミナルから遠路はるばる船旅で那覇港に着き、矢継ぎ早にこの船に乗り込んで久米島との間を行き来していた。

ニューくめしまの2便は那覇から久米島に直行するタイプ。沖縄本島と久米島は100キロ程離れている。天候不良等で航路が迂回ルートにならない限りは3時間20分程度で島に渡る事が出来る。

そして船は定刻通りの14時にとまりんを発つ。曇り空の下で那覇の街の中だが、それでも海の色は本土のそれとは全く違う。

岸壁の上にはお見送りのどこぞのご友人方が手を振る。こういう風景も船旅ならではである。久米島へは飛行機でも行けるっちゃ行けるが、かなり高くつくし、那覇空港からわずか35分程度で行き来できるのも素っ気ない。

…という訳で久米島に向けて進みだしたフェリーの中でしばし一眠り。海が荒れて揺れが凄まじく、すぐに船酔いしてしまった。明らかに本島の人々よりも浅黒く野性味溢れる久米島の住民と思しき人達が大勢居た。沖縄は広い。


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新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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