名古屋のチベットと称される守山区に本当にあったチベット寺院!「チャンバリン」(強巴林)が本格的過ぎて感動した件

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名古屋市の北東部に大きく市域が突き出た部分があり、ここを「守山区」というのだが、元々は守山市という別の自治体だった事もあり、現在も名古屋市内と言うにはちょっと田舎過ぎないかと思えるような風景がそこかしこに残っている。それを揶揄して「名古屋のチベット」と呼ばれる事もあるのが守山区なのだが、そんな場所にマジモンのチベット寺院が出来たと聞いたので、前から訪問したいと思っていた。

名古屋市 守山区

そのチベット寺院の場所は守山区の北端、庄内川沿いに近い吉根階子田(きっこはしごだ)という地区にある。このへんも宅地開発が進んで、区画整理で地名が「青葉台」なんていう没個性的なものに変わっとりますが…名古屋の最果て志段味方面に向かう途中、スーパー銭湯竜泉寺の湯をちょっと越えた辺りですね。県道15号沿いにあるので、このへんを車で走っているならまず気付かない訳がない程目立ってますが、倶利伽羅不動寺というお寺になってます。

名古屋市 守山区

この倶利伽羅不動寺自体は名古屋市唯一の山伏の修験道場になってるらしく、さすが名古屋のチベットと呼ばれるだけあって滝行なんかも出来たりするらしいが、今回見たかったのは隣にあるチベット寺院である。どうやら愛知万博が開催された2005年に完成したもので、これまた日本唯一のチベット仏教寺院であると。

名古屋市 守山区

参拝自由かつ無料なのでどなたさまもお気軽にお入りいただけるようです。チベット語で「タシデレ」と挨拶するラマ僧のイラストがある。

名古屋市 守山区

早速参拝しようと思うんですが手前にある喫茶店兼チベット民芸品専門店とやらも建物の造りがチベットっぽい何かになっていて目を引く。さすが名古屋だけあってこんな場所にも喫茶店があったりするのだが、普通のそれじゃなくて「チベットカフェ」になっている。小倉トーストとかは食えません。

名古屋市 守山区

倶利伽羅不動寺の住職である森下永敏氏がチベット・ラサのジョカン寺に赴き断食修行を経て、ボミ・チャンバ・ロドロ高僧から直接、外国人女性では初めてラマ僧(チベットの僧侶)として受戒、チベット仏教を日本に伝える為にこの「強巴林」(チャンバリン)という寺を建てたというのがおおまかな経緯。こうして見ると確かにこれは「名古屋のチベット」寺院だ。一応この寺院の中にはチベットからやってきたお坊さんも一時期だけではあるが常駐しているそうで、別の参拝者がチベット情勢などについて随分一生懸命質問をしまくっていた。

名古屋市 守山区

残念ながら内部撮影禁止なので建物内の写真はないが、建物の内部はチベットから持ってきた建材が使われているらしく、本国のそれ同様のものとなっていてやたら本格的過ぎておったまげる事請け合い。でかいマニ車を回したり、ド派手なチベット様式建築などを見ながら時間を過ごす事ができる。リアル「セブン・イヤーズ・イン・チベット」状態である。

名古屋市 守山区

これを見るとひと目でチベットと分かる五色の祈祷旗「タルチョー」もチャンバリンの境内には大量に掲げられている。言うまでもなくチベットと言えば中華人民共和国チベット自治区に組み込まれていて、宗教迫害だとかダライ・ラマの亡命だとか色々ある地域だが、2008年の北京五輪の時には「フリーチベット」運動が流行って、日本唯一のチベット寺院である当地への参拝者が増えたようだ。喉元過ぎれば熱さを忘れるのが日本人なので、あれだけ流行ったフリーチベットデモも収束して何事も無くなってるけど本国の事情はあんまり変わらんですよね。

名古屋市 守山区

参拝後はチベット喫茶「カフェパルコル」で休憩するもよし。しかしこの喫茶店、我々のような気まぐれにやってきただけの参拝者にも「オーガニックコーヒーかホットココアを一杯無料でサービスしております」と随分太っ腹。利益とかはあんまり考えていないんでしょうか。別に従業員は普通に日本人でした。チベットらしいメニューとしてはバター茶くらいで、他はあんまりチベットとは関係がない。

名古屋市 守山区

で、こんな所にも白光真宏会のピースポールが立っていて普及率すげーなと思うのだが、通常のそれとは違いぶっとい六角柱で、中国語やチベット語やらも含めてかなりの言語で「世界人類が平和でありますように」と書かれているのが特徴だ。あんまり宗教や政治に口出しするのもアレだが、チベット独立と中国の民主化は本当に起こり得るのだろうか。

名古屋市 守山区

肝心の内部写真がレポートで公開できないのが歯がゆい所だが、それでもチベットに関心があるのならわざわざ来る価値はあると思われる「名古屋のチベット」寺院でした。大曽根駅からガイドウェイバスゆとりーとラインでお越しください。


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新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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