コザ「沖縄市一番街」 (1) いちご通り・レモン通り

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かつてのコザの中心繁華街「中央パークアベニュー」と「ゲート通り」の間に広がる一大商店街、それは今では終末的に寂れまくっているのだが、昭和の繁栄を色濃く残す空間が素敵過ぎてじっくり居着いてしまった。
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それは「一番街」という単刀直入なネーミングの商店街。その大部分は縦横無尽に張り巡らされた全蓋式アーケードで覆われており、往時の繁栄を偲ばせる。だが現在は中央パークアベニュー同様、沖縄最強のシャッター街と化しているのだ。


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そんな一番街アーケードの入口。皮肉にも「一」の看板が外れてしまい、もはやコザナンバー1の商店街は見る影もない。「見る街 買う街 憩いの街」…
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中央パークアベニューからゲート通りまでの間を貫く商店街は見ての通りの立派さであるが、その事が逆にゴーストタウン化した姿を痛々しく晒している。見た限りではほぼ8割方の店が潰れてしまっている。
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全国の商店街をあらかた見てきた我々取材班でもこれほどまでに完膚なきまでに空洞化した大規模アーケード街を他に知らない。アーケードのない部分もパルミラ通りといって商店街の一部らしいが、一様に活気がない。
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たまに見かける店は、どこか怪しげな占い屋だったり、なぜかフィリピン国旗が。貿易会社の事務所だろうか。
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辛うじて開いているのはスポーツ用品店と衣料品店。それでも客の姿はなし。うーん…
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コザ中心地の空洞化は言わずとも郊外型ショッピングモールの進出が一つの要因だが、車社会に対応出来ず大規模な無料駐車場をいつまでも整備せず集客力を維持出来ない事も原因らしい。
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最近になって北谷町にイオン帝国率いる複合商業施設アメリカンビレッジが出来た影響でなおさら客足が遠ざかっているとか。今どきの買い物客はこんな商店街に来ないんだろうな。アメリカンビレッジは車だらけで買い物客の大渋滞だったのに。
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で、古い商店主は高齢化で跡継ぎもおらず、次々店を辞めて今の形に…
どうでもいいがアーケード天井の花びら型照明のセンスもすんごく昭和チックでイイ!
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閉まっている店よりも開いている店の数を数えた方が早いです正直。レトロ感全開の老舗瀬戸物屋がキャパシティを持て余して営業続行中。
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一番街に張り巡らされた縦横無尽のアーケード街にはそれぞれ通りの名前がつけられているらしい。国道330号(サンサン通り)に並行して走る商店街のメインストリートは「いちご通り」、そこに交差する「レモン通り」も既に廃墟化が始まっている。
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その先を見ると開いている店は全くもってオバ服屋しかない。オバ服屋だけなら辛うじて需要があるからなのか、陳列しておけば後は放置プレイでOKだからか。
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沖縄県ナンバー2の都市を代表するアーケード街は既に虫の息である事だけはよく分かりました。やっと一人買い物客のおばちゃんとすれ違った。どれだけ人居なさすぎなんだよこの商店街は。

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新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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