コザ「沖縄市一番街」 (2) みかん通り・メロン通り

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コザの中心市街地に残るアーケード商店街「一番街」は通りによって「いちご」だの「レモン」だのと果物の名前が付けられている。沖縄らしく「パパイヤ」だの「アテモヤ」だの「カニステル」だのといったトロピカルフルーツな訳ではないのだ。
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縦横無尽に張り巡らされたアーケード街の中で残る「みかん通り」と「メロン通り」の様子を見る事にする。しかしどこを通ってもシャッター街である事に変わりはない。


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「一番街」の成立は戦後の1955年、米軍用地が返還された現在の土地に小売業者が設立したゴヤ中央市場に始まる。その後商店街は隆盛し1974年に当時のコザ市と美里村の合併により今の沖縄市が誕生するとともに「沖縄市一番街」と名を改めた。
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今ではすっかり古びたアーケード街はその直後に整備されたものだ。概ね35年以上が経過していてそろそろ老朽化が気になるお年頃…である。ちなみに東に1キロ離れたコザ十字路前の「銀天街」も一番街と並ぶアーケード街。栄華の名残りを感じ取れる事だろう。
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殆ど抜け殻と化した寂しい商店街の一角、みかん通りとメロン通りの交わる角に「商店街交流ひろばコザBOX」なる中心市街地活性化頑張ってます的な施設がぽつりと開いていた。
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そして謎のサンバガールな顔ハメ看板…コザとサンバに何の関係が…と思ったら毎年11月に「沖縄サンバカーニバル」が開催される関係らしい。沖縄県出身者に南米居住者が多い歴史的経緯もあるのか、コザとブラジルを股にかけて活動している地元のサンバチームが主催しているとの事。
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昔も今も狭い国土の沖縄に暮らす県民の外向き姿勢は旺盛である。世界を股にかけるウチナーンチュ。商店街の床の上には沖縄本島から世界各地の都市までの距離が記されている。東京、マニラ、香港、平壌が1500キロ程度で殆ど変わらない。
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みかん通りに残る古いハンバーガー屋の店舗。潰れたまま放置されているにしては綺麗な外観を保っている。マクドナルドが展開するずっと前からハンバーガーは沖縄人の食文化として定着している。
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ほぼ開店休業状態の男子衣料品店。恐らく店の外観はアーケード街が整備された時代のものと思われる。根強く残る昭和の香り。
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総合スーパーの「みやぎストアー」は輸入品がなぜか充実。アメリカ統治時代が続いた沖縄では特にアメリカ製品がよく使われる。スパム缶だけに留まらず洗剤やシャンプーといったものまで幅広い。
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ゲート通りに近い側はややアーケードが新しくなっていて、商店街の名称も「一番街」ではなく「サンシティ」になっている。しかしすべからくシャッター街で開いている店はオバ服屋ばかりというのは全く共通している。
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古い商店が立ち並ぶ中でも夜の盛り場の名残りを残す「コンパジャンボ」の店構えが印象的。
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サンシティ商店街の終端はアメリカ人も闊歩するゲート通り(空港通り)に面している。そのせいか英語表記の注意書きが見られる。一部錆びて読めなくなっているが、自転車とスケートボードに乗るなという意味か。

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新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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