基地の街・コザの激寂れアーケード街…沖縄市照屋「コザ銀天街」界隈を歩く (全5ページ)

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沖縄市(コザ)の中心市街地は商店街「沖縄市一番街」やコザミュージックタウンなどがある「胡屋十字路」の他にもう一ヶ所、国道330号を東に1.5キロ程行った照屋の「コザ十字路」がある。

沖縄県 沖縄市

国道330号、329号がクロスする場所にある「コザ十字路」交差点。かつてはコザの中心地であり、コザを走る路線バスは全てこの交差点を通っていたという程の交通の要衝であり、沖縄本島中部随一の買い物拠点だったが、今ではその影もない。

そのコザ十字路のそばに「銀天街」という商店街が残っている。

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しかしこっちも一番街に負けず劣らず凄まじい寂れっぷりを晒しているのだ。沖縄本島の一大繁華街として繁栄を極めたその名残りを肌で感じるべく、この銀天街の界隈を歩き回る事にする。

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銀天街は戦後に自然発生的に成立した「十字路市場」「本町通り」という2つの商店街が前身で、その後1974年にコザ市と美里村の合併で沖縄市が誕生するとともに整備された胡屋十字路の「沖縄市一番街」に遅れて2年、1976年にアーケード街が築かれ2つの商店街が合併して現在に至る。

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それからかれこれ35年。アーケードの老朽化具合も一番街をタメを張っている。そして見事にもぬけの殻となったシャッター街。気の毒な程寂れている。わずかに入居している店舗も高齢者や身体障害者のためのデイサービスやバリアフリーセンターといった福祉系の物件しかない。

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銀天街のメインアーケード街はわずか100メートル少々しかなく短い。その区間に沢山の店が連なり買い物客で賑わっていたそうだが今ではその風情もない。廃墟化したかのような店舗の脇に商店街振興組合の事務所を示す看板があった。

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ことごとく閉店したままの店舗の建物が並ぶ商店街の一画。1階は恐らく衣料品店だったと思われるが2階部分はまだ辛うじて生きている模様。

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2階へ通じる階段が潰れた衣料品店の脇から伸びていた。どうやら沖縄伝統の髪結教室らしい。

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頭上には実に味わい深い女性の後姿のイラストとともに「沖縄髪結(からじ)をご希望の方はどうぞお髪(くし)させていただきます」と書かれた看板があった。

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ひたすら寂寥感漂う銀天街では、せめて潰れた店に華を…という所か、シャッターに地元の学生と思しき子供が書いたイラストなどが多数描かれている。そこには店の看板の跡だけくっきり残っていた。純喫茶パブリック。

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よくよく見るとシャッターだけに限らずアーケードの支柱の下などにもこういった看板が沢山置かれているのが目に付くのだ。それも極めて地球市民的なお花畑系文章ばかりというのが特徴。

「平和願い叫ぶ前に これ以上自然を壊さないで」

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しまいには「忘れるな琉球の心 武力使わず自然を愛する」と来たもんだ。だんだんサヨサヨ香ばしくなってきましたよ。コザの子供達は大丈夫か?!

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シャッターのイラストには地球儀の上で国旗を持つ人々の姿が。日本、アメリカ、中国、韓国、ロシア、そして北朝鮮(笑)近所の沖縄市立越来(ごえく)中学校のみんなが書いた何ともラブアンドピースなイラスト達でした。

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新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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