山形の寂れた温泉街「上山温泉」を歩く

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山形県上山市にある「上山温泉」を訪れた。ここも天童温泉と同じく山形市に近い温泉街で、最寄りには山形新幹線のかみのやま温泉駅がある。蔵王温泉スキー場への入口でもあり、スキーシーズンには何故か韓国人観光客が多く訪れる場所である。

温泉街の中心はかみのやま温泉駅から500メートル程歩いた「新湯」になる。観光客は駅からバスで蔵王温泉に行ってしまうらしくこっち側は全く人通りが無い。こっちも非常に歴史のある温泉街なんですけどねえ。我々は寂れた温泉街がお好きなので、引き返さずそのまま行きます。



道中にはどうにも場違いな感じのショッピングセンター「カミン」の建物が見える。上山だからカミン。まるで溝の口だからノクティのようなセンスである。1996年開業。中心市街地活性化とかで建てたのだろうが、微妙な佇まい。

その先にあるのが上山温泉のメインストリート、新湯通り。観光色は皆無で、大きめの温泉旅館が数軒並んでいるだけですが…歓迎と書かれた城郭風のアーチ看板がデデーンと掲げられているが、どういう訳か寂れっぷりが酷い。

そこからすぐ左手に元映画館「トキワ館」の建物が残っている。大正時代に建てられたもので20年くらい前から廃業して建物がそのままになっている。アニメ方面では有名な脚本家、伊藤和典氏のご実家らしいです。

外装がかなり変わっているが建物自体もそのまま、豆タイル張りの柱などが見られる。今は花屋の倉庫に使われているようだが…

上山市内唯一の映画館として粘っていたようだが晩年の頃はやはり温泉街の映画館という事で成人映画ばかり流されていて怪しい空間になっていたらしい。

旧トキワ館の建物横から路地に入ると建物を横から眺める事が出来る。相当キテますなあこれは。そのうち解体されるかも知れんが、建物の独特さもあって映画館廃業後は何度か映画のロケ地に使われたらしい。あと2階部分が畳敷きの座敷になってて、寝転がりながら映画を見れたとの話もある。現役時代に入って見たかったなあ。

映画館の横にはスナック店舗が建物にくっついて並んでいた。これは渋すぎるロケーション。

さらに映画館裏手の路地には洋風でモダンな佇まいの「よね本旅館」の建物。割烹料亭として現役で営業中らしいです。

温泉街にはつきものの夜の部門はいかがなものかと見て回るがある程度スナック街が固まっているくらいで、天童温泉のようなモロな店は見当たらず。

しかし上山温泉にもやたら韓国系スナックが多い。韓国人嫁がいる戸沢村の存在といい山形全体そんな感じがするのだが…

そういえば山形県自体韓国人観光客の誘致に必死で、蔵王温泉スキー場は日本のスキー場で韓国人観光客の数が国内トップだという話もある。そして上山温泉は蔵王への表玄関。そういう事情と関係があるのでしょうかね。

ビルの隙間にややこしい路地裏が形成されている。テナントはそれなりに多いけど空き店舗も目立つ。

スナック「夜の遊園地」(笑)こういうセンス嫌いじゃない。店内から上山城が見えるそうです。

ストリップ劇場の跡は新湯から1キロ程南西に離れた葉山温泉の一角にあった。ここも新湯と同じく大型の温泉旅館が数軒固まっている。こっちも温泉街らしい風情はあるっちゃあるが、よく見れば旅館以外に何もない。

温泉街の坂道の途中にスカイブルーの鮮やかなトタン張りの小屋が建っている。「娯楽の殿堂葉山小劇場」の看板。場末感満載である。昭和51(1976)年開業とのこと。

劇場の玄関口を見るとドアノブに「本日休業」のプレートが下がっていたが、既に廃業している模様。老衰でお亡くなりになられた劇場のようです。合掌。

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新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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