札幌の奥座敷「定山渓温泉」 (2) カッパと猫だらけ

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札幌の奥座敷として戦後を中心に繁盛を極めた定山渓温泉。しかし今では時代の流れについていけず、かつて団体客をガンガン受け入れていた温泉ホテルの数々も無駄にスペースを持て余していて、その穴埋めに中国人や韓国人の団体客を誘致しているという。
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そんな定山渓温泉の名物と言えば「河童」らしい。観光の起爆剤にと昭和40(1965)年に地元札幌出身の漫画家(おおば比呂司)に観光協会が助言を依頼して、河童をモチーフにした町づくりをしようぜとかっぱ伝説を「創作」し、かっぱ音頭を製作、かっぱ祭りを開催したのが始まりだそうだ。


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そんな経緯からか月見橋の上には間抜けな河童のオブジェが複数設置されていて観光客の失笑を誘う。見た目には意味が分からないんですが、とにかく定山渓温泉と言えば河童なんです。
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カッパ男もいればボインなカッパ女もいる。こんな顔つきの人が実際に身の回りにいそうな感じがして無駄にリアルだったりする。数ある河童像からはおしなべて間抜けさが漂っている。
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温泉街の奥に入ると定山渓二見公園というのがある。メインストリートから外れて随分うらびれた印象の場所だ。もちろん観光客の姿も見かける事はない。
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この公園の奥にもカッパ達が数多く生息しているらしいので、暇を持て余したついでに見に行く事にした。相変わらず川岸にはかつての栄光の残滓とばかりに無駄に巨大な温泉ホテルの建物が見える。高度経済成長期を中心にさぞかし栄えたに違いない。
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二見公園の奥に鎮座する「かっぱ大王像」に出くわした。手作りなチープさが全開で笑えるのだが、昭和41(1966)年の第2回かっぱ祭りの時に製作されたものというので結構年代物だったりする。石川県のハニベ巌窟院とかに居そうな質感のキャラである。
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かっぱ大王像の先には赤い吊り橋が架かっていた。この辺までやってくるとちょっとした心霊スポット的なノリを感じてわずかに不気味。さらに定山渓温泉のかっぱ伝説の話を聞くと不気味さに拍車が掛かる。
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その伝説を端折って説明すると「とある青年が魚取りの最中豊平川に流されてしまった。一周忌の夜に父の夢枕に青年が出てきて『女カッパを妻に娶って子供もいて幸せに暮らしている』と語った」という話になる。繰り返すがこの伝説は実話じゃなく町おこしの為の「創作」らしいので。うーん。
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定山渓で創作のカッパよりも気になったのが野良猫の多さである。二見公園の中に自然繁殖した野良猫が沢山見かけられる。
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砂利敷の道に寝転がる子猫の兄弟。周辺は温泉ホテルのコンクリートビルばかりで猫が入り込めるような小さな民家も皆無なので黙認されているのだろうか定かではないが。
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存在のよくわからないカッパよりは猫の方が愛嬌があっていいが、案の定事情を調べてみると定山渓付近に猫を捨てに来る人間が後を絶たないらしい。中国人韓国人頼みとなっている北海道の温泉地だが、定山渓に限ってはアルヨよりニャーの方が多かったです。

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新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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