区画整理で泥沼トラブル発生中!岐阜市則武「呪われた土地」

岐阜県

全国いろんな街を見ていると時折何らかのきっかけで家人の精神がこじれたお宅が電波を発していたり一目でヤバイ状況になっている光景を目にする訳ですが今回やってきたのは名古屋の植民地で知られる岐阜市の郊外、則武という地区である。ここに区画整理にまつわるトラブルで家全体が電波住宅と化してしまい周囲を威嚇しまくっているという話を聞いて訪れた。

岐阜市 則武

問題の物件はこちら。一見すると別に何という事もない極普通のお宅のように思える。しかし一部に並々ならぬ禍々しさを漂わせる横断幕や看板の類が掲げられており、何かしらの家人の怒りが伝わる。

岐阜市 則武

「金1000万円取られて三角土地どう考えても納得できない差別区画」「死に~みやげに1千万円買増しもらった三角地うらんで死ぬか」「ウナギの寝床」「安倍総理下衆のグチと一笑」などなど恨み辛みで綴られた文章の数々。かなり頑張って看板こしらえたみたいですね。無駄に気合の入った手作り感がたまりません。

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もはやこの辺なんか意味を成していないレベルだ。「不満看板組合女性職員取り引き済み黙認公認」…何が何やら…

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ここまで見ればトラブルの原因がおおよそ分かってしまうのだが、つまりこの一帯、区画整理によって土地が新たに整備されていて、新興住宅地同様整然とした街路と家並みが見られる訳だ。とは言え空き地が半数以上残っていて、やや空虚な印象を受ける。

岐阜市 則武

土地の一部は未だに「保留地分譲中」として売りに出されている。岐阜市の中心市街地からは車で10分程度の場所にあり、周囲には商店もそこそこ充実していて不便を感じるような土地ではない。まあでも岐阜市自体アパレル等の地場産業が沈没していて地価がダダ下がりになっているので、名古屋のベッドタウンとして以上の価値が見出しづらいというのも、土地が余っている理由なのかも知れませんな。

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保留地も色々あるけどこれ見て分かるように必ずしも真っ直ぐな土地ばかりとは限らない訳で、件のお宅は運が悪かったというか、代わりの土地を用意してもらえなかったんでしょうかね。

岐阜市 則武

問題のお宅の玄関は裏通り沿いにあって、ガレージ周りも物々しい看板や恨み辛みを書き連ねた自作川柳が張り出されておりましたよ。「げてものやかたの住み家 有名人」だって。まあこれだけやっちゃえば則武地区では有名人になっちゃってそうですが。

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以前、他サイトのレポートを見た時にはもっと横断幕や看板の類が多くて電波状況が著しかった記憶があった。地区の土地区画整理組合の理事長さんの個人名を出して徹底的にディスる書き込みがあちらこちらにあったらしいが、それらの書き込みは撤去されて無くなっていた。芸術主張が爆発してるのは相変わらずなんですが。

岐阜市 則武

なぜか逆さまに貼り付けられた看板。相変わらず「呪われた土地」の主張は同じである。全体的にこれでもかなりトーンダウンしている印象で、八画文化会館がレポートした頃と比べると体感的には戦闘力70%ダウンって感じ。老体に鞭打つような事も言えませんがもっと戦って欲しい気もしますけどね。なお家人は「禿のホームページ」というブログを運営している。

岐阜市 則武

改めて説明するまでもなさそうだが、家人の主張する「呪われた土地」とは区画整理の際に三角地にされてしまい不利益を被っているという内容らしい。恐らくそれ以上でもそれ以下のものでもなさそうだが、看板から資料から丁寧に作って少しでも自分達の不利益を主張したいようだ。

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この資料…一部200円で販売されておりました。家人の主張を知る為に、これは買うしかないよね。傍らのパイプに百円玉を2枚詰め込んで、一部頂きました。早速読んでみたのだが…

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家人は区画整理の際に1000万円出して土地の買い増しをした、なのに不自然な三角地が充てがわれた、組合にいくら抗議しても梨の礫だ、自身が高齢でもうすぐ死ぬ、恨みを通り越して呪い殺したい、といった主張の数々。賃貸派の我々としてはあんまり理解できない悩みなんですけどね…土地があるからこその悩みと言うか。

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パッと見れば何の印象も持たずに通り過ぎてしまいそうなだけの場所なんですが、こんな所にも泥沼な世界が広がっているものなんですね。くれぐれも皆様、土地トラブルに巻き込まれて面倒な思いをしないようにお気をつけ下さい。


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