沖縄のアメリカ・北谷町キャンプフォスター前

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沖縄本島中部は米軍基地の密集地帯である。とりわけ中頭郡北谷(ちゃたん)町は町の面積の半分以上が米軍基地キャンプフォスター(キャンプ瑞慶覧)、キャンプレスター(キャンプ桑江)といった複数の施設で占められている為、地図を見ただけでも明らかに異様な状態が見て取れる。

国道58号沿いにある北谷町の北前地区を通りがかった。ここは米軍基地キャンプフォスターの正門が控えており特に国道を挟んだ向かいの一帯がやたらアメリカンな街並みになっているので一度見ておきたかった場所だ。

米軍基地前のローソンは駐車場の注意書きすら英語併記である。プリーズ・ビー・クワイエット。

これはどうやらエステサロンらしい。完全に英語オンリーな感じだが支払いは日本円払いである。

そしてタトゥーショップ。米兵はともかく地元のDQNにとってはいくらでも刺激的な要素が詰まった街であるとも言える。

この街では美容室ですらやたら個性的過ぎてどこかヤンキー趣味。

表に書かれた料金表。なぜか「かっと」「ぱぁま」「えくすてんしょん」等とひらがな表記。そして「ぶれいず」「どれっど」も可能。

福生や横須賀など関東各地の米軍基地のある街並みを見てきた後で沖縄本島中部を訪れると「やっぱり本場は違う」といった印象。古ぼけたコンクリート打ちっ放しの沖縄独特の建物がすっかりアメリカ色に染まっている。

キャンプフォスターを間近に控えるこの国道沿いにも沢山の米兵向けバーが乱立している。それもおおよそ日本人のセンスとは程遠いものばかり。

バー「クレイジーホース」の横の壁は見事なストリートアートのキャンバスと化していた。なんだか凄まじい。まさしくクレイジーである。

そんでもって何と言っても「パブUSA」だもんな。もうそのまんまこれ以上ツッコミどころがありません。巨大な星条旗の絵柄と朱色に塗り潰された建物の鮮やかさが目に染みる。

全く英語以外の表記が見当たらない米兵向けパブは2階建て、1階部分は「パブクラブアメリカ」とこれまたそのまんま。夕方5時から開店なので店は残念ながらクローズドだったが雰囲気だけでも充分お腹いっぱいです。ドリンク類は一杯1ドルとかなりお安い。

バーだけでなく英検のお勉強もできるらしいです。至れり尽くせりである。北谷町に住んでいれば自ずと英語力が身につきそう。

その隣のビルも同じく米兵向け店舗ビル。盛り場らしくギラギラしたネオン看板が特徴的である。

そのビルにある「CHICHIS」はアメリカ仕込みのお姉ちゃんによるポールダンスが見られるクラブ。米兵向けだが日本人が入れない訳でもない。コザ(沖縄市)にも支店がある。

この一帯に限っては日本であってもはや日本ではない。夜はアメリカ人だらけでえらい事になってそう。

事実本島中部における雇用や経済は米軍の存在に依存している面もある。住民が英語を身につけて米軍基地内で働くのもこの辺では珍しい事ではない。そして米兵向けの夜の盛り場も相変わらず多い。

一方で廃墟と化したスナック跡も見られる。コザもそうだが沖縄本島中部の街も長期的には衰退傾向。

ちなみに少し北側の美浜地区に返還された米軍基地跡を利用した複合レジャー施設「アメリカンビレッジ」が近年出来て米兵をはじめ地元民の溜まり場及びデートスポットと化しており、さしずめ沖縄のお台場状態である。

いくらでもヤンキーのおもちゃで溢れていそうな北谷町の街並み。ご老人方はさぞかしDQN相手に気を揉んでいそうである。

「未成年よ暴走行為より汗水流して早くねるべし」


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新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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