熱海の秘宝館行きロープウェイ前に大型ホテルや市営住宅の廃墟群が立ち並び地味にヤバイ件

【キュレーションメディア等、他サイトへの記事中の文章・画像無断転載厳禁】

かつて日本屈指の巨大温泉街として栄えた熱海市街地の寂れまくりの光景を散々目にして温泉街の危機を肌で感じてきた訳だが、我々は熱海名物の「熱海秘宝館」を目指そうと、市街地の外れにある熱海港を通りがかったのだ。

静岡県熱海市 熱海港

熱海港にやってくると熱海市街が一望できる。遠くから見れば一大温泉街の風情はありありと感じられる訳だが、その多くが廃墟ホテルだらけという事実は変わらない。

静岡県熱海市 熱海港

お目当ての「熱海秘宝館」がある山の上まではロープウェイを使ってアクセスするのだが、その麓には熱海後楽園ホテルと隣接する遊園地「アピオ」がある。その手前にあるのが、伊豆大島や初島へのフェリーが運航されている熱海港のフェリー乗り場だ。

静岡県熱海市 熱海港

伊豆大島へ45分、初島へ25分で行けるというフェリー乗り場。離島というとやけにロマンを盛り立てる存在だが、一般人はそんな事よりも飛行機に乗って海外のリゾートに高跳びするのが当たり前の時代になってしまった。

静岡県熱海市 熱海港

海外旅行が現実的では無かった1970年代までの昔、熱海は東京からも近く新婚旅行のメッカだの言われていた訳だが、当然それらしきカップルの姿を見る事もない。目の前には静かな港の景色が見えるだけ。

静岡県熱海市 熱海港

ロマンだとか旅情だとかいう言葉がブッ飛んでしまうようなゴミの山が印象的。熱海駅に近い側は割と繁盛しているが、駅から相当離れているこんな場所まで物珍しげにやってくる客なんて秘宝館に行く客くらいしか居ないのではないか。

静岡県熱海市 熱海港

熱海港にもわずかながら観光地っぽい食堂が残っている。あじのたたき、ささえのつぼやき。観光客が放っておいても来ていた昔だったら威勢が良かったのかも知れないが、今は見るからに歓迎ムードではなく、ショボーンとした佇まいが泣けます。

静岡県熱海市 熱海港

かつて新婚カップル達がと愛やら何やら知りませんが色々と語らってきたはずの海辺のホテルやらリゾートマンションの数々もひたすら年月を刻むだけで、寂れるに任された状態だ。

静岡県熱海市 熱海港

熱海港の公園の真向かいにのっけから大型廃墟ホテルが放置されている。お宮の松付近も物凄い事になっているが、こちら側もなかなか…今では熱海の街は廃墟マニアが好んでやってくるような場所である。伊豆半島自体が廃墟だらけの半島だと言われているし、見方を変えてみれば実に見所がいっぱいある地域なのだ。どうでもいいがこんな所にホームレスのオッサンが一人居た。

静岡県熱海市 熱海港

隣近所が廃墟になってもめげずに踏ん張っているウオミサキホテル。外観はふた昔前のデザインだが、銀座町の「ニューフジヤホテル」と同様、伊東園ホテルグループが買い取って運営を継続している。ちなみに元の旧ウオミサキホテルは債務超過に陥り2007年に自己破産を申請している。

静岡県熱海市 熱海港

時代遅れな感じを漂わせる巨大なリゾートマンションの姿。ほとんどがカーテンを閉めたままになっている。「通勤可能」を謳い文句に熱海駅前に続々建設されているマンションとは違って、需要がないようだ。

静岡県熱海市 熱海港

さらに隣にそびえる4階建ての住宅兼店舗の建物が容赦なく準廃墟物件と化している。市営八幡山住宅という公営住宅のようだが、一階部分が店舗で二階から四階までが住居フロアとなっている。喫茶店とか食堂とか色々入っていて観光客相手にしていたようだが、見るからに虫の息ですね…

静岡県熱海市 熱海港

横に長い団地棟、10軒くらい店が入居できるスペースがあるが、ほぼ廃墟同然で見た目にもヤバイ。建物のすぐ背後には山がそびえていてその中腹を国道135号線が走っている。老朽化が激しく廃墟同然なのに解体されないのには立ち退き訴訟で問題を起こしているかららしく色々とややこしそうだ。

静岡県熱海市 熱海港

そんなややこしい市営住宅のすぐ近くに秘宝館行き「アタミロープウェイ」の乗り場がある。2015年からは全国唯一の現存する秘宝館としてその名を残す事となった。未だに昭和のレジャーランド的風情が強い一画である。


The following two tabs change content below.
新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
タグクラウドから記事を探す
スポンサーリンク
DEEP案内編集部のnote

知ってました?DEEP案内編集部のnote

ネット上で大っぴらにするのはちょっと憚られる内容の記事は「DEEP案内編集部のnote」で書く事もたまにございます。全て100円からの有料記事となっておりますので興味のある方のみご利用下さい。

スポンサーリンク
トップへ戻る