東北新幹線が通って東京から近くなった本州最北端の大都会「青森駅」の周辺を観光する (全5ページ)

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日本DEEP案内取材班、東北地方にはこれまで縁もゆかりも無かったわけだが、どうせ東北を目指すとなると本州の最果てまで行ってみたいと思い、青森旅行を計画する事になった。

地理的な本州の最果てと言えば下北半島の大間崎であるが、もう一つ心理的に最果てを感じさせる場所と言えば、青森を知らない人間でも「津軽海峡冬景色」の歌は知っているくらいの青森駅である。

青森駅と言えば県庁所在地青森市の玄関口であり、昔は青函連絡船が出航していた、北海道への入口だ。

ともかく青森駅の構造が特殊で、これが最果て感を盛り立てられる要因の一つになっている。青森駅から先は陸奥湾が広がっていて海の手前で線路が途切れる。北海道へ行く津軽海峡線をはじめ全ての列車は青森駅で折り返し運転となる。

青森駅のホームには、飛行機や新幹線が主流となった今でも現役で1日1往復、青森駅から大阪駅までを走る寝台特急日本海の青いボディの列車が見られる。大阪まで1000キロ以上の距離を約15時間で結んでいる。

しかし青森駅前の各所に、東北新幹線の新青森駅開業を告知する看板が掲げられているのが目に付いた。2010年12月4日開業予定。これが出来ると新型車両の導入で青森から東京までたったの3時間5分で行き来することができるようになる。

「一路青森」とでかでか大書きされた看板が掛かる駅前商業施設「ラビナ」の前は青森市営バスのロータリーとなっていて、青森市街各所に行く事が出来る。

青森駅や青函連絡船、それにねぶたはよく知られた存在だが、青森市で他に知られているものと言えば三内丸山遺跡だったり、浅虫温泉や酸ヶ湯温泉だったり、殊の外思い浮かぶものが少ない。

あとは駅の真ん前からリンゴ屋が並びまくっている光景であろうか。青森駅近くには市場が開けていて、リンゴはもとより海産物や食品全般が充実している。青森駅前は元々終戦後の闇市が広がっていた場所だった。

ちなみに東京・お台場にある船の科学館横に接岸されている、役目を終えたかつての青函連絡船「羊蹄丸」の中に昭和30年代の青森駅前が再現された場所があるが、闇市の風情が残る雑然とした駅前風景は消え、代わりに広場が綺麗に整備されて、かつての商店群は「アウガ」という再開発ビルの地下に一纏めにされている。

青森駅前からは闇市の名残りは殆ど一掃されたかのように見えるが、ロータリーの隅から続く小さな居酒屋横丁「駅前銀座」が辛うじてその姿を留めている。

駅前銀座の飲食街はわずかに数店舗が店を連ねているだけで寂しい限りだ。周囲にビジネスホテルが密集しているためか、通り抜ける為に行き来する人の姿が多い。

通路の長さはおよそ20メートル程度と言ったところか。

「みちのく母ちゃん食堂」と書かれた看板だけがやけに目立っていた。ものすごくベタなネーミングである。

あっという間に終わってしまう「駅前銀座」の飲食街。改装されてそれなりに綺麗になってしまっているし、正直物足りない感じではある。

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新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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