秋田川反のバラック呑み屋横丁群 (2) みきょう小路・千秋小路

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かっぱ小路に五丁目小路…戦後の香りがこびりついた川反(大町)五丁目の飲食街が残る路地をまだまだ探り歩いて行く事にする。

五丁目の川反通りをさらに歩いて行くとまたしても路地裏横丁が一つ…「みきょう小路」と書かれたアーチが掛かっているぞ。隣は残念ながら駐車場となっていて今となっては片側だけの横丁だがそれでも雰囲気が濃ゆそう。



漢字で書くと「美経小路」となるのね。スナックの店舗名がびっしり書かれた看板が味わい深い。
美経という名称は昔ここにあった喫茶店の名前から来ている。さらに隣の駐車場敷地に建っていたのはビル型飲食街「新美経小路」だったらしい。秋田県の人口減少率は全国ワーストクラスだしそりゃ盛り場も小さくなりますわな。

片側横丁だけど並んでいる店は戦後の時代を偲ばせるDEEPっぷり。かっぱ小路に負けてませんよ。昔は一番でかい飲んだくれ横丁だったそうで、60店舗くらいがひしめき合っていたって。

片側だけかと落胆するなかれ。途中に怪しげな袋小路があってこの雰囲気がたまらん。美経小路の名の元となった老舗喫茶店美経は戦後この土地にあった味噌醸造元北潟屋の主人が開いた店で、現在は秋田駅近くに移転している。

ガラーンと開いた駐車場サイドから片側横丁を眺める。この川反界隈でもこれだけ古い飲食街はかっぱ小路かこの場所か、数える程しか残っていない。

ちなみに夜の美経小路はこんな感じだ。まだまだ現役の店も多く元気にやっておられるみたいですよ。

無論一見さんにはちと入りづらい店構えの小料理屋やスナックが主となるが…このガラス戸の玄関口が艶かしい「明朗会計京の竹」。

そんな美経小路の奥は「ぬけられます」。別の飲食街を経て脇の路地にぬける事が出来るのだ。野良猫も通りぬけてました。

さらにもう一ヶ所、川反四丁目と五丁目の間の通りに入ると「千秋小路」というバラック路地がある。ここも相当古びた建物である。なんか右半分が壊れたままだし。大丈夫か?!

最近架け替えられたのか真新しさの残る黄色一色の看板にはでかでかと「千秋小路」の名が刻まれている。焼き鳥屋とかラーメン屋の看板は見えますね。酔っ払いオヤジの締めの一杯に食欲をそそりそうな煮干し中華の看板もある。

一体いつから張り出されているんだと言いたくなるようなお献立の看板も。秋田の郷土料理を扱っているとかそういう特色もない。本当に地元民のための小料理屋に徹している感じ。

当然ながら千秋小路の中に入っていくと期待通りの胡散臭げな飲食街だ。これが結構奥の方まで続いているのだ。

そして突き当たりに別棟のバラックビルが出現する。なかなかの伏魔殿っぷりである。さらに手前には共同便所。

突き当たりのビル内もやはりスナックだらけ。怪しい事この上ない造りをしている千秋小路。まだここ奥があるんですか?!真っ暗でよく分からんので結局ここで引き返したけど。

さらに夜の千秋小路はこんな感じになる。赤と黄色に光る看板群にすこぶるそそられます。川反の懐深さを感じずには居られない。
参考記事
二〇世紀ひみつ基地 川反みきょう小路・今は淋しき片側小路

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新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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